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2013.04.19. Fri
4344827856銀の雫の降る都 (リンクスロマンス)
かわい 有美子/ 葛西 リカコ
幻冬舎 2013-03-28

by G-Tools

【あらすじ】
大国レーモスよりエイドレア辺境地に執政官として赴任しているカレル。三十歳前後の見た目に反し、実年齢は百歳を超えるカレルだが、レーモス人が四、五百年は生きる中、病気のため治療を受け続けながら残り少ない余命を淡々と過ごしていた。そんなある日、内陸部の市場で剣闘士として売られていた少年を気まぐれで買い取る。ユーリスと名前を与え、教育や作法を躾けるが、次第に成長し、全身で自分を求めてくる彼に対し徐々に愛情が芽生え…。

かわいさんのファンタジー。それにこの素敵表紙(*゚∀゚)=3
ワクワクと手に取りましたがツボにヒットしまくりの切なくて泣けるラブストーリーでした。読後にじわ~っと胸に沁みるような余韻の残る作品です。

↓がっつりネタバレですのでご注意ください!

再会ものになるのかな?遺伝子的には同一人物だけど……微妙よね。
大国レーモスの大貴族の長子に生まれながら病気の為に廃嫡。家族から疎まれて誰からも愛されずぽつねんと生きてきたカレル。誰を恨むでもなく淡々と運命を受け入れてるのが切ない。しかも余命幾許も無いとか…ぐすん(ノД`)

そんなカレルを一途に想うユーリスがとんでもなく健気です。まさに忠犬。闘技会で優勝した褒美に望んだことがカレルの身辺警護の任ですからね~。多額の報奨金もカレルへの贈り物に使っちゃうし。傍から見たらちょっと引くくらいの忠義心です。純情一途だから許せるけど。尻尾は振り回すけど騒がずそっと主に寄り添う忠犬ユーリス…かわゆす(*´∀`*)

こんな可愛い上に逞しいワンコに守られてカレルは徐々に打ち解けていくんですよ。特に暴動に巻き込まれた後は急接近。穏やかで優しい時間が流れててこの辺の描写は好きです。特にユーリスが本の読み聞かせをした後おやすみのキスをしていくシーンなんか読んでてほっこりするやらじーんとするやら。

でも漸く結ばれた二人なのに間もなくカレルの寿命は尽きてしまう…クローンに未来を託して。最後まで誇りを持って毅然とした死に様が切なくて泣けました。
でもねぇ…大切な人の死を前にして皆割と冷静?死期が近いのを覚悟してたから?クローンとして再会できるから?せめてユーリスくらいは大泣きして欲しかったな。

そして3年後、再び執政官として戻ってきたクローンカレル。ユーリスとの思い出を取り戻したカレルの態度と言葉にじーんときてしまいました。「次に会ってもお前を愛したい」という気持ち「そして愛されたかった」という願望がやっと叶ったんだよね。クローンだけど(┰_┰)
もうこの際細胞レベルで同一人物なんだから生き返ったと思う方が正解な気がしてきました。以前と同じように穏やかに寄り添ってる二人がなんとも甘ったるくて微笑ましいラストです。

かわいさんの警察ものや学生寮ものも好きだけどファンタジーも趣味全開で突っ走ったと言うだけあって設定も凝ってるし楽しめました。これ一冊で終わりとか勿体ない。シリーズ化しませんかね?

それと表紙もそうなんだけどイラストが作品のイメージにぴったり♪ラフ画が何枚もあるそうですが激しく見たい!羨ましいですかわい先生…!
そしてリンクス5月号の全サで書き下ろしペーパーがつくそうな。どんなお話なんだろう…。
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