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2010.03.28. Sun
4812441137千年ノ祈リ (タナトス文庫)
石原ひな子/翡月 トウカ
竹書房 2010-02-25

by G-Tools

ゴシック・ダークなレーベルらしく全編通して重い印象だったけどファンタジーや中世ヨーロッパ風が好物なら楽しめると思います。面白かった~♪

*あらすじ*
家族をヴァンパイアに殺され、その復讐だけを胸に諸国を巡り、無血のヴァンパイアハンターとして名を馳せてきた美貌の剣士アノーは、長い歳月を経て母国に帰ってくる。
王の要請でヴァンパイア討伐を目的とする聖騎士団に入団した彼はそこで諜報部から配属された黒髪の美丈夫、ヒューとコンビを組むことに。
腕は立つものの、おっとりのんびり女好き、何度冷たくしても懲りずに付きまとうヒューに、長年単独行動をしてきたアノーは最初、激しく反発する。
しかし、ふとしたことから自分の存在に大きな不安を抱くようになったアノーは、ありのままの自分を受け入れ支えてくれるヒューに次第に心惹かれ…。
互いの手に命を預け合う二人、永遠の絆が胸をうつ純愛ファンタジー!
* * * 
元は裕福な貴族の息子だったのに家族を殺されたった一人で生きていく決意をする少年アノー。母親思いの心優しい美少年は人付き合いも口も悪い美青年に成長していました。無駄口は叩かないし口を開けばシニカルな物言いで聖騎士団員の受けもかなり悪いです。

でも諸国を巡るうちに身に付いたヴァンパイアハンターの腕は超一流。と言うか超人的です。一目見ただけでヴァンパイアを見分けられたり気を感じたり一度に何人ものヴァンパイアを倒せたりはたまた高い塀を乗り越えられたり夜目が利いたり。

それもそのはずでアノーはヴァンパイアと人間のハーフでなんと113歳だという事がわかります。だから人間離れした能力があったんですが…う~ん、でも自分でも気づきませんかね?やけに長い間生きてるな~とか、人として変わってるな~とか(笑)

自分が心底憎んでいる存在のヴァンパイアに変化するかもしれないという恐怖と絶望に打ちのめされるアノーは優しく受け入れ勇気づけてくれるヒューに身も心も許してしまいます。一人で抱え込むにはあまりに恐ろしい事実ですからね。ヒューはどんな時でもおっとりと優しくて頼れる存在だし縋りつきたくなる気持ちはわかります。ともすれば御主人様アノーをお守りする執事ヒューな関係にも思えてしまうけど(笑)なんでヒューは敬語なのかしら。

いよいよ聖騎士団が一丸となってヴァンパイア殲滅作戦を決行する最中、突然ヒューが消えてしまいその存在も人々の記憶から消されてしまいます。アノーの記憶だけは消えずに残っていたせいで孤独や喪失感は更に深いものになってしまいますが…なんで突然消えたのよ?たぶんアノーの首がヴァンパイアに喰い千切られたはずなのに死なずに生きてることと関係あるよね?と言うことは?と先を読むことが好きな私はもう頭ん中妄想だらけ( ̄∀ ̄)

生家が王家の側近である公爵家であったことから頼りない王に頼りにされたアノーですが自分の存在に不安を抱き定期的にフィノ王国に帰国することを条件にまた諸国を巡る旅に出ます。その船旅でなんと消えたヒューと再会!とっ捕まえてあれやこれやと質問攻めにしてわかった事は大体私の推理通りでした!や、推理小説じゃないし。でも当たると嬉しい~♪

彼も人間じゃなかったんですね。ヒュー曰く「死者の魂を狩るものだが自分でも何者なのかわからない」そうで「きっと死神なのだろう」だそうです。え?自分が何者かわからなくても気にならないの?さすが神様。
死神でありながらアノーを助ける為に自らの命を削った為、有限の命(と言っても千年と長いです)になってしまったヒューですが命ある限りアノーと共にあることを誓います。ありのままの自分を受け入れて愛してくれる人と結ばれてめでたしめでたし♪

と、ほっこりした気分でいたら最後の数ページのエピソードにやられました。切なくてホロリとさせられます。

タナトス文庫の公式サイトでおまけの小説が読めますが御主人様アノーに嫉妬する執事ヒューのエロ全開なお話でした。頼りになると思ってたヒューが意外とヘタレで可愛いらしい(笑)

あとがきによると次回作はチラっと出てきた「黒ずくめの男」のお話だそうです…コナンみたいだな。あの男、半端ない存在感がありながら最後まで正体が明かされなくて消化不良だったんだよね~。気になるからたぶん次回作も読む予定。
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